心理を拘束するダブルバインド!反発をズラして誘導する2つのコツ

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「ちょっとした無理を受け入れてもらいたい」

「少し強引に話を進めたい」

人間関係において、このように思うこともあるでしょう。


それは、「ダブルバインド」というスキルによって、
叶えられる可能性があります。


ダブルバインドは2つのメッセージのこと

「ダブルバインド」とは、日本語で「二重拘束」のことです。

この内容は2種類あり、よく知られている方の内容としては、
ある人から同時に発せられた「メッセージ」と「メタメッセージ」が、
矛盾するようなコミュニケーション状況におかれることを指します。


例えば、親が子どもに「おいで」と言って、
子どもが近寄ってきたら突き飛ばしてしまう。

さらに、子どもがそのような矛盾から逃れようと、
メッセージを無視しても、結局は怒られてしまう。

このような状況に置かれ続けた人は、

1.メッセージにのみ従う
2.メタメッセージにのみ従う
3.コミュニケーションそのものから逃避する

このいずれかの症状が現れる、というものです。

これは「ネガティブ・ダブルバインド」とも呼ばれます。


これに対し、もう一つの内容は、「治療的ダブルバインド」、
または、「ポジティブ・ダブルバインド」と呼ばれるものです。

矛盾する指示に対して、
どちらを選んでも良い結果となるメッセージを出します。


例えば、

「アナタは才能があることに気づいていますか?」

と質問された時、

「イエス」と答えたら、自分に才能があることに気づいている。

「ノー」と答えたら、自分に才能があることに気づいていない。

つまり、「自分に才能があること」になるのです。


「ダブルバインド」とは、このように、
同時に2つのメッセージを出すことで、
相手の反応を限定させてしまう方法になります。


ダブルバインドの基本

「ダブルバインド」を使うにあたって、守るべきルールが2つあります。


1つ目は、「お願いしたいこと」が、具体的で最小限の内容であることです。

明らかに無理な内容ではなく、受け入れてもらえるかどうかが、
微妙な範囲である必要があります。


2つ目は、「お願いしたいこと」の後に、
あえて微妙に反発されるような質問を加えます。

反発される質問の方に相手の意識をフォーカスさせることで、
「お願いしたいこと」への抵抗を減らすわけです。


例えば、商談のアポイントメントを取りたい場合、

「まずは直接お会いさせて頂きたいのですが、
 今週中でいうと、いつ頃がよろしいでしょうか?」

などのように使い、

「今週中は無理ですね」

と断られたら、

「では、今月中ではどうでしょうか?」

のように続けていきます。


後半のメッセージに反発させることで、
前半のメッセージを自然に受け入れさせるのです。


ダブルバインドの注意点

「ダブルバインド」を使う際に注意することがあります。

それは、相手に不満を与えやすいということです。

ダブルバインドは強力なスキルなので、相手への負担が大きくなり、
その分だけ、自分への信頼が下がってしまいます。

そのため、相手が聞き入れてくれるからと、
多用したり、厳しい内容を通したりしていると、
どんどん不満を蓄積させてしまうことになるのです。

その点を認識し、感謝などの礼を尽くすことを、
忘れずにしっかりやっておく必要があります。


まとめ

「ダブルバインド」は使い方を誤ると、
人間関係を壊すキッカケにもなりかねないほどの強力なスキルです。

それだけに、正しく理解して使いこなせると、とても効果があります。

ぜひ、「慎重に」試してみてください。


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