「捨てるのが勿体ない」
「先延ばしにしてしまう」
「言い訳してしまう」
このように、片付けるのが苦手ではありませんか?
片付けは多くのエネルギーを必要とする作業になります。
そのため、「すぐに動き出せるエネルギー消費量」となるように、
どれだけ細分化できるかが重要になるのです。
目次
片付けとは、複雑な作業
一言で「片付け」と表現されるものの、
実は複雑な作業であるため、苦手な人が多いのです。
・「いる」「いらない」の判断
・「どこに」「何を」「どれくらい」置くかのルール作り
・ルールを守り続ける意志力
など、多くのエネルギーを必要とする作業になります。
そのため、最初は小さく始めて、少しずつ大きくしていく、
という進め方が重要になってくるのです。
最初に「小さな聖域」を作る
まず最初にやるべきなのは、
キレイな状態を維持し続ける空間を作り出すことです。
この空間を、ここでは「聖域」と呼ぶことにします。
「聖域」は常にキレイな状態を維持される場所であり、
それを守るように自分自身と約束するのです。
「聖域」はどれだけ小さくても構いませんが、
目に付きやすい場所であるほど良いでしょう。
目が届く場所であれば、気に留めやすいという利点があります。
そして、「キレイな状態を守り続ける意志力」も鍛えることになるのです。
「小さな聖域」を作った後は、そこだけで良いので、
必ずキレイな状態を守りましょう。
「聖域」を目にすることで、自分の「無意識」を改善していくのです。
1~2ヶ月ほど「小さな聖域」を守ることができれば、
自然と「聖域」を広げてみようという考えになっていることでしょう。
なっていないのであれば、無理をする必要はありません。
無理して片付けようとすると、「無意識」が反発を始め、
動くためにより多くのエネルギーを消費してしまうからです。
「整理」して「聖域」を広げていく
「無意識」がキレイな状態に納得すると、
片付いていない状態のほうが落ち着かなくなってきます。
そうなったら、不要なものを処分する「整理」を考えましょう。
物を減らして、空間を広げるのです。
「整理」する時のコツは、「いる」「いらない」の2択に加えて、
「条件付で残す」の3択で判断します。
「条件付で残す」というのは、「残しておく条件」を決めるのであり、
「処分する条件」を決めることではないことに注意してください。
例えば、
「2ヶ月過ぎたら処分する」
ではなく、
「2ヶ月間は残しておく」
と決めます。
これは、自分の「無意識」がどちらにフォーカスするのか、
という部分に違いがあります。
・「2ヶ月過ぎたら処分する」→「処分する」にフォーカス
・「2ヶ月間は残しておく」→「残しておく」にフォーカス
ということになるのです。
すると、「無意識」というのは反発をしやすいので、
・「処分する」にフォーカス→処分した時のデメリットを探す
・「残しておく」にフォーカス→残しておいた時のデメリットを探す
という考え方をします。
そのため、「残しておく条件」を決めることで、
最終的には処分しやすい考え方ができるように「無意識」を改善するのです。
「整頓」して「聖域」をグレードアップ
「聖域」が広がってくると、量より質という感じで、
さらにキレイな状態を模索するようになります。
その時は、収納のルール作りをする「整頓」を考えましょう。
物を使用する状況や頻度に応じて、グループ分けをしたり、
物や人の動く流れに沿って配置したりするのです。
重要なポイントは、定期的に見直すことです。
生活スタイルは時間と共に変化していきます。
その時々によって、適切なルールも変化しているはずなので、
見直し、修正することが重要になるのです。
まとめ
片付けは複雑な作業であり、多くのエネルギーを消費してしまいます。
そのため、いかに小さく細かく進めていくかが重要なのです。
まずは「小さな聖域」作りから、始めてみてください。
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