歌詞やメロディーだけではない!感情を改善させる音楽の5つの要素

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音楽を聴いて、楽しくなったり、悲しくなったり。

ドラマや映画において、
感情に寄り添い、心を揺さぶる場面では、
音楽が欠かせません。

逆に、辛いときや悲しいとき、
音楽を聞きたいと思ったことはないでしょうか?


実は、音楽には、感情を改善させる力があります。


感情を改善させる音楽

オーストラリアのクイーンズランド大学における研究では、
怒っている被験者にヘビーメタルなどの激しい音楽を聞かせると、
被験者の怒りは収まり、前向きな気持ちになる結果となりました。

一方で、音楽を聞かずにジッとしていた人は、
怒りやストレスがなかなか解消できなかったそうです。

このことから、自分の感情を音楽に乗せることで解放し、
かつ、抑圧することなく発散できたことが、
感情の改善につながったと考えられます。


また、自分の感情を他者が代弁したような場合、
人は共感してくれたことに安堵します。

例えば、怒りを覚えた出来事に対して、誰かが文句を言ってくれて、

「そうそう、私も同じ考えだ!」

という感覚です。

あるいは、自分以上に強い感情を表現している他者を見たとき、
人は冷静さを取り戻すことも分かっています。

「まあ、そこまで言わなくても良いと思うけど」

という場合です。

これと同じ効果が、音楽を聞いても得られます。


音楽を聞くときの5つの要素

音楽を聞くときに注目する要素は、
歌詞やメロディーばかりではありません。

あなたの「無意識」は、別の要素を重視している可能性もあるのです。

感情を改善させる音楽の要素は、

・メロディ、歌詞
・音色、ハーモニー
・テンポ、リズム
・音量、深さ
・間、世界観

の5種類あります。


メロディ、歌詞

顕在意識が最も認識しやすい要素です。

記憶の片隅に残りやすく、心の琴線に触れることで、
当時の感情がよみがえることがあります。


音色、ハーモニー

場の空気や、雰囲気などに強い影響をもつ要素です。

そのため、BGMに活用されています。


テンポ、リズム

身体や運動などに影響がある要素です。

「感情じゃないの?」

と思われたことでしょうが、
感情と行動には関連があることが分かっています。

それを活用したものが、行動活性化療法という治療法です。


音量、深さ

闘争心や上下関係を意識させる要素です。

理想や抽象的な世界を連想することもあります。


間、世界観

集中力や寛容さに影響する要素です。

自分の価値観を大切にするあまり、
頑固になってしまうこともあります。


まとめ

感情を改善させる力があるのは、音楽の5つの要素です。

日常的に聞いている音楽ほど、その効果は強くなります。

ぜひ、試してみてください。


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