ゲインロス効果で心理を逆転!無関心より悪印象で人間関係を構築

この記事は2分で読めます

「嫌われた」

「悪い印象を与えてしまった」

そうお悩みではありませんか?


それは「ピンチ」ではなく、「チャンス」ですよ!


人間関係を築くには印象付けが大切

皆と同じことをしても、相手には何の印象も残せません。

何の印象も残せなければ、無関心のまま、
すぐに忘れられてしまいます。

それなら、むしろ悪い印象だったとしても、
相手の記憶に残る分だけ、効果があったと言えるのです。


ドラマやコミックでも、

「出会いは最悪だったけど、今では大切な存在になった」

というストーリーがたくさんあります。

まずは覚えてもらう。

そのハードルを越えた後で、印象を良いものに変えていけばよいのです。


ゲインロス効果による心理

最初に悪い印象を与えておいて、後から好ましい印象を与えると、
効果が大きくなる心理もあります。

それが、「ゲインロス効果」です。


アメリカの心理学者である
アロンソンとリンダーが次のような実験をしました。

被験者は、不特定多数の女子大生です。

実験協力者(サクラ)の男性と1対1で面談してもらい、
被験者に対して、「相手に感じた魅力度」を7回続けて伝えてもらいます。

このときの伝え方は、以下の4つのパターンに分けてあります。

A:7回とも高評価(ずっと褒め続ける)
B:7回とも低評価(ずっとけなし続ける)
C:最初は低評価だが、次第に高評価(最初はけなして、後半は褒める)
D:最初は高評価だが、次第に低評価(最初は褒めて、後半はけなす)

その後、被験者には、
自分の魅力度を評価した実験協力者のことをどれくらい好意的に感じたか、
「-10~+10」の範囲で点数をつけてもらいました。

実験の結果はというと。

すべて高評価を伝えたグループAよりも、
低評価から高評価に変化したグループCの方が、高得点になりました。

また、すべて低評価を伝えたグループBよりも、
高評価から低評価に変化したグループDの方が、点数は低くなりました。

以上のことから、
終始一貫した評価をされるよりも、次第に変化したほうが、
相手に強い印象を与えられることが明らかにされたのです。


ゲインロス効果で印象を逆転

悪い印象を与えてしまった場合、相手の頭の中では、

「あの人はきっとこういう行動に出るはず」

という先入観ができています。

その先入観を裏切って、好ましい行動が取れれば、
ゲインロス効果によって、印象を逆転させることも可能です。

しかし、焦って分かりやすいアピールをしてしまうと、
意図を見抜かれてしまい、逆効果になりやすいでしょう。

そうならないためには、いくつかの注意点があります。


1.小さな親切

印象を変えたい相手だけでなく、
周囲の人にも公平に小さな親切をしていくことが大切です。

無意識にできるくらい小さな親切を積み重ねましょう。


2.隠れた親切

印象を変えたい相手からは見えないところで、
良いことをしていきましょう。

自分が直接アピールするよりも、間接的に伝わったほうが、
意外とすんなり認めてもらいやすくなります。


3.印象を変える「きっかけ」

小さな親切や隠れた親切によって、

「あの人って、もしかしたらそんなに悪い人ではないかも」

「反省して、態度を改めたようだ」

と思われるようになったら、いよいよチャンスです。

人には「一貫性の原理」という、かんたんには態度を変化させない心理があります。

ですから、好印象を決定づける「きっかけ」を演出して、
相手が態度を変えられる口実を用意してあげましょう。

この段階であれば、直接的なアピールでも大丈夫です。


まとめ

悪い印象を与えてしまっても、その後の行動を間違えなければ、
実はピンチではなく、チャンスなのです。

あまり感情的にならず、落ち着いて行動してみてください。


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