「話しかけてもらえない」
「話を聞いてもらえない」
「心の距離感を感じる」
このような悩みはありませんか?
それは、上手な「アイヅチ」によって、解消できる可能性があります。
目次
無意識への承認
近年はSNSの発達により、情報発信がしやすくなりました。
それによって、「自分を認めてほしい」という、
いわゆる「承認欲求」を満たそうとする想いが強い時代になっています。
例えば、
・すぐに反応を返すことを求める
・「いいね」の数を気にする
といったものです。
そこで、「話を聞いている」=「受容している」ということを、
アピールするためのスキルが必要になります。
これこそが、「アイヅチ」なのです。
「アイヅチ」は言葉よりも動作がメインなので、
顕在意識よりも無意識にアピールしやすいスキルになります。
その効果は小さいのですが、日常的に使いやすいのが特徴です。
しかし、ただ頷いていれば良いというものではなく、
自然におこなうには練習が必要になります。
アイヅチの基本
「アイヅチ」は、ノンバーバル(非言語)よりのスキルです。
そのため、自分の感情を表現することが重要になります。
例えば、自分が話している時、
A.全然動かないが、言葉だけしっかり返してくる
B.全然声は出さないが、動きや表情だけしっかり返してくる
どちらが、話を聞いてもらえている感じがしますか?
もちろん、どちらも状況に応じた言葉や動きを返すことが前提となりますが、
Aは心を許していない印象を受けることでしょう。
それに比べて、Bの方は心を開いて、感情を見せている印象が与えられます。
つまり、「アイヅチ」の基本とは、
「あなたの話に関心がありますよ」
「あなたの存在を受け入れていますよ」
という感情を、相手の無意識に伝えることなのです。
アイヅチの使い方
「アイヅチ」の方法として、次のようなものがあります。
・首の動き(頷く・傾げる・横に振る)
・手の動き(指す・拍手など)
・顔の動き(口・頬・目・眉など)
・姿勢(身体の向き・腕や足の動きなど)
・リズム(緩急や強弱)
同じ動きばかりでは不自然になってしまうので、
いくつか使えるようにしておくと良いでしょう。
特に注目したいのは「リズム(緩急や強弱)」です。
目的は、相手の無意識と仲良くなることなので、
感情に寄り添うことが重要になります。
つまり、客観的事実の話には弱く、
相手の感情の部分には強く、合わせるようにしてください。
アイヅチの言葉
「アイヅチ」には、バーバル(言語)の部分も、もちろんあります。
ノンバーバル(非言語)にプラスして、
バーバル(言語)も使うことで、効果はより大きくなるのです。
「アイヅチ」の言葉としては、
感動や受容を表現できる、次のような言葉が使えます。
・「あ」行(あぁ、良い、うわっ、えっ、おー)
・「は」行(はい、ふんふん、へぇ、ほぉ)
・受容ワード(分かる、確かに、そうだよね)
当然ですが、否定ワードは使ってはいけません。
まとめ
「アイヅチ」は相手の言葉に対して、
・承認している
・受容している
というメッセージを返すための立派なスキルになります。
いきなり意識して使おうとすると、不自然になってしまうことが多いため、
少し練習が必要ですが、使いこなせるととても強力なスキルなのです。
ぜひ、試してみてください。
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