コミュニケーション上手の断り方!人間関係を壊さない4つのステップ

この記事は2分で読めます

「気まずくなるのが嫌で断れない」

「揉めたくないので引き受けてしまう」

と考えてはいませんか?


しかし、「断る」ことは、あなたの幸せのために必要なことなのです。

逆に言えば、何でも「引き受けて」しまうことは、
不幸への道を歩むことになります。


断らない便利屋

何でも「引き受ける」人は、どのように思われるでしょうか?

最初は感謝されます。

そして、別の依頼が来やすくなるでしょう。

それも引き受けて、しっかりやり遂げれば、
また感謝されて、信頼や好感度が少し上がります。


しかし、何度も繰り返しているうちに、
それが当たり前だという認識ができてきます。

「この人なら引き受けてくれる」

という前提で話が進められるようになるのです。

すると、感謝も弱くなっていき、
断ろうとすれば失望されるようになります。

こうなると、ただの「便利屋」扱いです。


やりたくない仕事の依頼が増え、残業が増えていき、
睡眠や休息の時間が減り、憔悴していきます。

自分の大切な時間が無限に奪われ続け、
しかも結局、たいした評価にはつながらないものです。


自分の幸せを守る

では、何でも断れば良いのでしょうか?


最初の内は、理由があって断れば、仕方がないと諦めてくれるでしょう。

しかしそれが続くと、それが当たり前だという認識が生まれます。

「この人には頼みづらい」

と思われ、やがて通常のコミュニケーションにまで支障をきたします。


そうならないために必要なことが、上手な断り方を身に付けることです。

それが、「自分の幸せを守る」ことに繋がります。

その方法を4つのステップでご紹介しましょう。


ステップ1.自分の中の優先順位を明確にする

まず最初に、自分にとって何が大切であるのかを明確にする必要があります。

家族や友人と過ごす時間、自己啓発や成長のための時間、
あるいは、お世話になっている上司や同僚への恩返し、
もちろん、仕事もないがしろにはできません。

そういったことの一つ一つをじっくり考えて、優先順位を決めておくのです。


ステップ2.説明できる基準を持つ

次に、相手にも説明できるような基準を持つことです。

ポイントは、「引き受ける」と「断る」の境界線が、
相手にも理解できることです。

なるべくシンプルな文章で表現できるように考えましょう。


ステップ3.断るときに迷わない

断るときには、迷ってはいけません。

迷いを見せると、断る明確な理由が無いと思われ、
相手に押し切られたり、言いくるめられたりします。

そうなってしまうと、基準がズラされてしまい、断れなくなってしまいます。

また、状況に応じて判断するのも危険です。

前例を作ってしまうと、相手の交渉材料として利用されてしまいます。

公平に断るようにしましょう。


ステップ4.断り方

いよいよ断りを相手に伝えるステップになりますが、
上手な断り方には、ある決まった構成があります。

それは、下記の順番で伝えることです。

1、感謝
2、謝罪
3、理由
4、断り
5、代替案


まず最初に伝えることは、自分を選んでくれたことに対する感謝の気持ちです。

ただし、状況や内容によって不自然となる場合には、省略してください。


次に、謝罪をして、理由を述べてから、断ります。

心の中では、自分の優先順位を説明する気持ちで、丁寧に伝えましょう。


最後に、誠意を見せるために、自分なりの代替案を示します。

その後、交渉が始まることもあるでしょう。


これで、都合の良い便利屋扱いはされなくなります。


まとめ

「断る」ことによって、自分の大切な時間が守られます。

そして、本来すべきことに、エネルギーと時間を集中できるようになるのです。

また、基準を明確にしておくことで、意志の強い人と思われる上に、
罪悪感は無くなり、ストレスも減って、スッキリできます。

ぜひ、試してみてください。


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