「仕事が予定通りに終わらない」
「忙しくてスケジュールが決められない」
「優先順位を決めても、仕事が片付かない」
このような悩みをお持ちではありませんか?
それは、正しいスケジュールの作成方法を学ぶことで解決できます。
目次
スケジュール作成の6ステップ
スケジュールを作成する上で、最優先事項を優先することが大切ですが、
この当たり前のことが実践できていない人が多いのです。
なぜなら、人はこれまでの習慣によって、判断基準を設定してしまうからです。
では、習慣を変えるには、どうしたら良いのでしょうか?
それは、次に説明する6つのステップを踏まえて、
スケジュールを作成していくことです。
1.ミッションとビジョンを作る
2.自分の役割を確認する
3.それぞれの役割に対して第2領域の目標を選ぶ
4.週ごとの意思決定の体制作り
5.選択の瞬間に誠実に行動する
6.時間の使い方と活動を、週ごとに評価する
1.ミッションとビジョンを作る
ミッションとは、自分の人生における指針を持つことです。
・最も大切なことは何か
・生きがいを感じることは何か
・どんな人間になりたいか
・どんな人生を歩みたいか
などについて、集中できる場所でじっくり時間をかけて、
自分と向き合ってみる必要があります。
ビジョンとは、長期的な目標のことです。
ビジョンは、「行動の選択」と「時間の使い方」に最も大きな影響を及ぼします。
ミッションに従って設定されたビジョンは、世相や流行などに左右されず、
自分の人生を歩むために必要なものになるのです。
もし、ビジョンが何年もかかるような内容である場合、
1年でできる「ひとくちサイズ」に切り分けることをオススメします。
この時、「行動」を設定することに注意が必要です。
「行動」であれば、「達成」の前に「行動したか」の振り返りが可能だからです。
2.自分の役割を確認する
あなたの人生には、いくつもの「役割」が考えられます。
当然、「役割」の向こう側には必ず相手がいて、
あなたとの「人間関係」が存在しているのです。
例えば、30代男性の会社員であれば、
・自分自身(基本)
・課長としての自分(仕事の役割)→部下との人間関係
・部下としての自分(仕事の役割)→上司との人間関係
・父(プライベートの役割)→息子・娘との人間関係
・PTAの役員(プライベートの役割)→他の役員さんとの人間関係
・友人(プライベートの役割)→学生時代の友人との人間関係
などが考えられます。
自分の「役割」を確認しておくことで、
バランスの取れた目標設定が可能になるのです。
過去を振り返ったとき、
「家庭を犠牲にして、仕事ばかりの人生だった」
などのようなことを防ぐことができます。
3.それぞれの役割に対して第2領域の目標を選ぶ
それぞれの役割に対して、「目標」を設定していきます。
このとき、「時間管理のマトリクス」が役に立つでしょう。
「時間管理のマトリクス」とは、「緊急度」と「重要度」の2軸があり、
・第1領域・・・「緊急」かつ「重要」
・第2領域・・・「緊急でない」が「重要」
・第3領域・・・「緊急」だが「重要でない」
・第4領域・・・「緊急でない」かつ「重要でない」
という4つの領域に分類することができるのです。
このうち、第2領域は見過ごしたり後回しにされやすいため、
「目標」には第2領域を設定していきます。
4.週ごとの意思決定の体制作り
いよいよスケジュールを作成していきます。
1週間単位でスケジューリングすることで、
柔軟性を保ち、調整やフィードバックがしやすくなるのです。
ここで注意することは、「重要事項」から設定していくことになります。
第1領域・第2領域を先に設定し、
第3領域は誰かに依頼することも考えてみましょう。
そして、1週間の中でそれぞれの役割のバランスを確認してみるのです。
5.選択の瞬間に誠実に行動する
スケジュールが完成したら、後は実行するだけです。
しかし、予定通りには進まないのが人生というものです。
このときの判断基準として、自分のミッション・ビジョンや、
それぞれの役割ごとの目標を再確認すると良いでしょう。
必ずしも計画に従うだけではなく、
自分の人生において優先すべきことを、柔軟に判断すべきです。
6.時間の使い方と活動を、週ごとに評価する
1週間ごと、そして1ヶ月ごとに、自分の活動を振り返ってみましょう。
課題や改善点が見えてきたら、次のスケジュール作成に反映させていきます。
課題や反省点を減らしていき、よくできた点を増やしていけば、
自分の習慣が変わってきていることに気がつくはずです。
まとめ
習慣を変え、最優先事項を優先できるようになると、
仕事も人間関係も改善されてきます。
正しいスケジュール作成方法を実践してみてください。
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