チームで仕事をする時、
「チームとグループの違いが分からない」
「チームから浮いている」
「チームメンバーがまとまらない」
このように悩んではいませんか?
チームとは、仕事に相乗効果(シナジー)をもたらすものなのです。
目次
チームとグループの違い
人が集まり、一緒に行動している状態では「グループ」となります。
その中でも、
・共感できる理想や目的を全員が持っている
・お互いに支援や協力する体制がある
という状態が「チーム」です。
特に、仕事における理想的な「チーム」では、
・明確な目的と目標が設定されている
・メンバー全員が同じ情報を共有できている
・メンバーの一人ひとりが積極的に参加している
・役割を分担し、お互いの弱点を補い合い、強みを高め合う
・議論して結論をまとめられる
といった条件が満たされています。
これが、相乗効果(シナジー)を発揮している状態なのです。
仕事で相乗効果(シナジー)を発揮するための4つのポイント
相乗効果(シナジー)を発揮するために必要な、
4つのポイントを説明します。
1.信頼残高
信頼をお金のように数値として考える方法です。
一人一人に口座があり、
信頼という貯金を増やしていくことを意識して、仕事をします。
信頼残高が減り続けてマイナスになると、
借金状態となり、相手はクレームを言ってきたり、
こちらの依頼に応じてくれなくなったりします。
信頼残高を増やして、プラスを維持することが大切です。
2.Win-Winを考える
相手との関係を考えた場合、4つの状態が考えられます。
・自分が負けて、相手が勝つ「Lose-Win」の関係
・自分が勝ち、相手が負ける「Win-Lose」の関係
・自分も相手も負ける「Lose-Lose」の関係
・自分も相手も勝つ「Win-Win」の関係
目指すべきは「Win-Win」の関係であり、
それ以外の関係になりそうなら、「No Deal」、
すなわち、関係を持たないという選択が有効になります。
また、「Win-Win」というのは、
自分と相手だけが勝つということではありません。
自分と相手を含めた、仕事の関係者全員にメリットがある状態、
少なくとも、誰かにデメリットだけが生じる状態を避けた、
「Total-Win」を目指す必要があります。
3.相手を理解して、自分を理解してもらう
「Win-Win」あるいは「Total-Win」を考えるためには、
相手の価値観を知らなくてはなりません。
相手の価値観を勝手に決めつけても、信頼残高が減るだけです。
そして、立場が上だったり、権限を持った人ほど、
相手の価値観を確認することを怠りがちになります。
まずは、相手の価値観に理解を示すことです。
それから、自分の価値観を理解してもらうことで、
「Win-Win」に向けた話し合いが可能になります。
4.相乗効果(シナジー)を発揮する
「Win-Win」あるいは「Total-Win」の状態で仕事ができたとき、
チームはすでに相乗効果(シナジー)を発揮していることでしょう。
さらなる発展を遂げるためには、
メンバーの一人一人が主体的に行動し、
フォロワーシップを発揮することです。
それが達成された時、あなたのチームは、
理想的な状態といっても過言ではありません。
まとめ
チームとは、相乗効果(シナジー)をもたらすものであり、
その状態でなければ、ただのグループと言わざるを得ません。
ぜひ、4つのポイントを押さえて、最高のチームにしてください。
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