部下が仕事したくなる褒め方!ABCモデルと3つのポイントを解説

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仕事で後輩や部下を指導する際に、

「褒めたら調子に乗る」

「褒めるところがない」

「褒め方が分からない」

といった悩みはありませんか?


褒めることは、良い行動を強化するフィードバックなのです。


ABCモデルと「褒める」ご褒美

行動分析学の理論に、ABCモデルというものがあります。


Aは「Antecedent」で、先行条件のことです。

例えば、会議で上司が部下に、

「積極的に発言するように」

と指示を出すような状況になります。


Bは「Behavior」で、行動のことです。

上の例に合わせると、部下が考えもまとまらないまま、
思いきって発言してみることを指します。


Cは「Consequences」で、結果のことです。

例に合わせると、部下の発言に対して、
上司がどのような反応を示すかを指します。

発言内容が未熟だと注意をしたり、
あるいは何もコメントしなかったりすると、
部下は今後、発言することに消極的になるでしょう。

しかし、内容を問わず、発言した行動を褒めれば、
部下は今後も発言するようになる可能性が高くなります。

「褒める」という行動承認によって、自発的な行動を強化できるわけです。


つまり、Bの行動を強化したければ、
Cでポジティブな結果が得られると思ってもらえば良く、
そのためのご褒美は、「褒める」ことで十分なのです。


褒め方3つのポイント

効果的に褒めるために、3つのポイントを押さえましょう。


1.行動を褒める

仕事において、結果や成果を褒めることは簡単です。

しかし、単なる幸運によるものであった場合、
相手は正しい努力が分からないままになります。

最悪の場合には、結果を出すために手段を選ばなくなる恐れもあるでしょう。

そうならないために、結果を褒めるのではなく、
結果に繋がる正しい行動を褒めるようにします。

行動を褒められることで、
すぐに結果が出なかったとしても、
正しい努力をしていると思ってもらえるのです。


2.すぐに褒める

行動を強化するご褒美を「リインフォース」と言います。

リインフォースを構成しているのは、
「タイプ」「タイミング」「可能性」の3要素です。

「タイプ」には、「ポジティブ」と「ネガティブ」が、
「タイミング」には、「すぐ」と「後」があり、
「可能性」には、「確実」と「不確実」があります。


例えば、ボーナスを考えてみましょう。

リインフォースとしては「ポジティブ」「後」「不確実」であるため、
ボーナスは、行動を弱化する結果になると考えます。


理想的なリインフォースとは、
「ポジティブ」「すぐ」「確実」となるものです。

「褒める」のは、相手にとって「すぐ」「確実」であることが必要になります。


3.相手の価値観に沿って褒める

「褒める」効果を大きくするために必要なことが、
相手の価値観を知ることです。

相手の価値観、つまり仕事をする動機は、様々なものがあります。

・出世したい
・仕事を極めたい
・お金が欲しい
・とにかく定時で帰りたい

など、人の数だけあると言っても過言ではありません。

ここをしっかり押さえておかないと、
ズレた褒め方をしてしまい、効果がないばかりか、
相手の信頼を失う可能性もあります。

部下とのコミュニケーションの目的は、
仲良くなるためではなく、価値観を知るためにおこなうものなのです。


まとめ

「褒める」というフィードバックは、
望ましい行動を強化する効果があります。

「そんなことで?」

と思わず、ぜひ試してみてください。


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