「上司や先輩にリーダーシップがない」
「部下や後輩に対して、リーダーシップが発揮できない」
「リーダーシップとは何か、良く分からない」
仕事をしている上で、こういった悩みをお持ちではありませんか?
それは、「リーダーシップ」に対する誤解があることが原因なのです。
目次
「リーダーシップ」の誤解
「リーダーシップ」という言葉は有名ですが、
多くの人が、いくつかの誤解をしています。
よくある誤解の1つ目は、「リーダーシップ=マネジメント」です。
「リーダーシップ」と「マネジメント」は、全く別のスキルであり、
役職者には、両方のスキルが求められていることから来ている誤解になります。
2つ目の誤解は、「リーダーシップ=部下に命令すること」です。
部下に命令することは、上の立場にいる者としての権限ではあるのでしょうが、
「リーダーシップ」とは関係がありません。
3つ目の誤解は、「リーダーシップ=上の立場の人間に必要」というものです。
上の立場の人間に「リーダーシップ」があることは望ましいのですが、
必須というわけではありません。
反対に、下の立場の人間でも、「リーダーシップ」を発揮しても良いのです。
では、「リーダーシップ」の本質とは、どのようなものなのでしょうか?
「リーダーシップ」とは「リード(導く)」すること
「リーダーシップ」を発揮するとは、メンバーを「リード(導く)」することです。
メンバーがゴールに向かって、自発的に行動する状態に導くことが、
「リーダーシップ」を発揮した状態と言えます。
そのために、
・ゴールを示す
・そこに到達することによるメリットを示す
・個々のメンバーが力を発揮するイメージを示す
というステップが必要になります。
これを一言で「ビジョンを示す」と表現する人もいます。
例えば、仕事を進める上で、他部署の協力が必要となり、
上司に相談して、他部署へ話を通してもらおうとします。
この場合、上司に対して「リーダーシップ」を発揮しているのです。
「リーダーシップ」に必要な3要素
「リーダーシップ」を発揮するためには、3つの要素が必要になります。
1つ目は、ビジョンを理解してもらうための「伝える力」です。
理解してもらえなかったり、誤解されてしまっては、
正しいゴールに到達することはできません。
2つ目は、力を貸してもらうための「信頼ある人間関係」です。
いくらビジョンを説明しても、関わりたくないと思われてしまっては、
十分な協力は得られないでしょう。
3つ目は、認識を合わせるための「フィードバック」です。
各メンバーの協力により、現在はどのような状況になっているのか、
そして、今後はどのように進めていくのか、改めてビジョンを提示します。
まとめ
「リーダーシップ」の本質を理解すると、
立場の上下とは無関係であることが分かります。
そして、3つの要素に気をつければ、誰でも発揮できるものなのです。
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