「仕事や人間関係で、影響力を高めたい」
「影響力の高い人がやっていることを知りたい」
「影響力って、そもそも何のこと?」
そんなお悩みはありませんか?
影響力とは信頼ある人間関係のことです。
目次
影響力とは信頼ある人間関係
フランクリン・コヴィーの著書『7つの習慣』では、
「関心の輪」と「影響の輪」という言葉が出てきます。
天候に「関心」があっても、天候を変えることはできません。
しかし、雨具を用意するなどの「影響」は与えられます。
体重に「関心」があっても、減らすことはできませんが、
食事メニューを見直すという「影響」は与えられます。
部下の仕事ぶりに「関心」があっても、
思い通りに動いてくれるとは限りませんが、
どのように声をかけるかという「影響」は与えられます。
ただし、命令や指示などで相手を動かすことは、「影響力」とは言えません。
「影響力」「影響を与える」とは、
相手に自発的に動いてもらうことになります。
そのためには、信頼ある人間関係が必要不可欠です。
なぜなら、信頼できない人のために、
何かをしてあげようという人間はいません。
「影響力」とは、信頼があってこそ発揮されるものなのです。
仕事の信頼は誠実さと能力
信頼を得るためには、大切なものが2つあります。
ひとつは、「誠実さ」です。
自分の利益ばかり考え、そのためには、
他人を裏切ることも構わないという人は、
誰からも信頼されないでしょう。
そしてもうひとつ、「能力」も大切です。
特に仕事においては、知識や技術などが不足していれば、
成果を出す事に対して、不安を与えてしまいます。
それぞれ、詳しく説明します。
誠実さによる影響力を高める方法
誠実さによる影響力を高めるには、
大きく分けて2つのポイントがあります。
1つ目は、「共感」です。
・姿勢
・表情
・雰囲気
・タイミング
・使う言葉
など、これらを近づけていくことで、
相手の警戒心や反発心を減らすことができます。
2つ目は、「自己重要感」を満たすことです。
・認める
・ねぎらう
・感謝する
・励ます
など、肯定的な接し方をすると、
安心を与えることができます。
能力による影響力を高める方法
能力による影響力を高めるには、
以下のようなものが挙げられます。
・実績
・資格
・権威性
・専門性
・肩書や立場
・著名人からの推薦
・お客様からの評価
・証拠(エビデンス)
・独自性(ユニークな経験)
これらを提示できると、信頼してもらいやすいでしょう。
影響力の注意点
影響力を高める際に、注意しておきたい注意点が2つあります。
ひとつは、「影響の輪」と「関心の輪」を同じにすること。
「関心」よりも「影響」が大きくなると、
予想外のトラブルが起きてしまうことがあります。
「そんなつもりじゃなかった」
と思うことがないように、影響力の範囲は意識しておきましょう。
もうひとつは、「影響力の大きさ」に支配されないこと。
影響力が大きくなると、有能感が満たされ、
自分は特別な存在だと思い込みやすくなります。
すると、
「少しぐらい悪いことをしても構わない」
と考えやすくなるのです。
まとめ
影響力とは信頼ある人間関係のことです。
そして、仕事の信頼には「誠実さ」と「能力」の2つがあり、
影響力の大きさを自覚することも大切です。
ぜひ、参考にしてください。
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