あなたはスピーチが得意でしょうか?
「不安になる」
「緊張する」
「原稿を見ないと話せない」
このような悩み、改善したいとお考えでしょう。
スピーチで緊張したり不安になるのは、
実は「無意識」が応援してくれているからです。
目次
スピーチで緊張したり不安になる理由
人は、ある「刺激」に対して、防衛本能が働いた時、
アドレナリンが分泌されて、戦闘モードの準備をします。
例えば、身に危険が迫っている時などです。
これが「緊張」の正体になります。
適度な緊張状態はパフォーマンス向上に繋がるので、
あった方が望ましいです。
しかし、限度を越えると、パフォーマンスは逆に低下していきます。
また、「刺激」が想像の中でしか起こっていなくても、
脳は現実と想像の見分けがつかないので、
同じく戦闘モードに入ってしまいます。
この状態が「不安」の正体です。
「失敗をしたらどうしよう・・・」
と、臨場感たっぷりに想像すると、
「無意識」は現実と思い込み、アドレナリンを分泌し始めます。
その結果、動悸がしたり、頭が真っ白になってくるのです。
つまり、「緊張」や「不安」は、戦闘モードに切り替えて、
しっかり対処できるように、応援してくれていることになります。
スピーチの改善方法
スピーチを改善するには、なんといっても、準備に時間をかけることです。
準備には、3つのステップがあります。
1.3P分析
3P分析とは、
・People (聴き手)
・Purpose (目的)
・Place (場所)
の3つについて、明確にする作業です。
この3つがズレていたら、無意味なスピーチとして終わってしまいます。
2.シナリオの構築
何から始め、どのように展開し、何で締めるのかを考えます。
基本は、
「イントロダクション」
+
「ボディ」
+
「コンクルージョン」
の、サンドイッチパターンが有効です。
発表であれば、
「イントロダクション」→結論
+
「ボディ」→根拠
+
「コンクルージョン」→再度、結論
となり、セールスであれば、
「イントロダクション」→キャッチコピー
+
「ボディ」→ストーリー
+
「コンクルージョン」→オファー
となります。
「ボディ」のところで、さらに分割していくことも可能です。
「ボディ」に大項目3つ、
大項目ごとに中項目3つ、
中項目ごとに小項目3つ。
これ以上のボリュームになると、詰め込みすぎとなり、
スピーチが迷走してしまいます。
3.リハーサル
本番を想定した練習で、完成度を高めていきます。
聴き手の立場になって、何度も修正をしていきましょう。
強固なシナリオが構築されていれば、
流れが明確になり、原稿がなくても話せるようになります。
まとめ
人前でスピーチする時に、
緊張したり不安になってしまうことは、
誰にでも起こる自然なことです。
なぜなら、それは「無意識」が応援してくれているから。
そして、自信をつける一番の改善方法は、
しっかり準備をしておくことです。
ぜひ、試してみてください。
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