無意識をつなぐイエスセット!客観的事実で共通認識を確認する心理術

この記事は2分で読めます

「存在感がない」

「話がスルーされる」

「同意を得られない」

このような悩みはありませんか?


それは、「イエスセット」について理解することで、
解消できる可能性があります。


無意識へのアピール

私達が人間関係において選べるのは、

・敵対
・仲間
・保留

という、3つの態度です。

そして、「敵対」関係にならないため、
すなわち、相手の無意識に嫌われないために、

・ペーシング
・アイヅチ
・バックトラッキング

などのスキルを使います。

しかしこれだけでは、「保留」関係にはなれても、
「仲間」関係にまでは、なれないかもしれません。

ですから、相手に自分をアピールする必要があるのですが、
あからさまなアピールでは、相手の無意識による抵抗を受けてしまいます。


そこで、「イエスセット」というスキルの出番です。

こちらの言葉に「イエス」という反応をしてもらうことで、

・共通認識がある
・共通の価値観がある

という、小さな共通点を作っていきます。

つまり、「イエス」という反応を多く貰うということは、

・相手と自分の共通点を増やす
・共通認識を広げていく

という意味があり、自分の存在感が増していくのです。


イエスセットの基本

「イエスセット」の特徴は、
「イエス」という反応をしてもらうことにあります。

会話の内容は、それほど重要ではありません。

もちろん、不自然な会話をしていては、
相手の無意識に察知されますので、最低限の注意は必要です。

ですから、確実な方法としては、

「目の前の物や状況を言葉にすること」

になります。


例えば、

「今日は晴れましたね」

「今、電車が来ましたね」

といった内容です。

相手が否定しようのない客観的事実で「イエス」を取りましょう。

「今日は温かいですね」

「この食事は辛いですね」

などのように、相手の感覚や価値観で評価が変わる内容は、
「ノー」の反応を取ってしまう可能性があるので、NGです。


また、相手が自動的に考えてしまうような当たり前のことを、
あえて言葉にして「イエス」を取る方法もあります。

外に出たら寒そうに身震いしたら、

「寒いですね」

と言えば、「イエス」が返ってきますよね。

相手の気持ちを代弁する、という感覚が大切です。


サイレントフォーカス

少し強引に「イエス」を取る方法として、
「サイレントフォーカス」を活用する方法があります。

急な沈黙に、つい意識を集中させてしまった経験はありませんか?

それが「サイレントフォーカス」です。


例えば、

「あれ、野良ネコだね」

と、さらりと話しかけても、

「それがどうかしたの?」

と思われてしまうことでしょう。

しかし、

「あれ!」

と、相手の注意を引きつけておいてから、

「野良ネコだね」

と続けると、

「ああ、そうだね」

と、「イエス」を取れてしまいます。


少し強引な方法なので連発はNGですが、
スパイスとして覚えておいてください。


まとめ

「イエスセット」は、こちらの言葉に対して、
相手から「イエス」を返してもらうことで、
相手の無意識に自分をアピールしていくスキルになります。

「イエス」を返したことで、相手はアナタのことを、

・承認している
・受容している

と、無意識に思ってしまうのです。

ぜひ、試してみてください。


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